みどりの循環形成で
森と地域をまもる
木質バイオマス発電

木質バイオマス発電

ボイラー概要

ボイラー型式 タクマーN-1100 FH
流動層ボイラー
最高使用圧力 7.20MPa(G)
常用圧力 5.98MPa(G)
常用蒸気温度 425℃
実際蒸発力 28,000kg/h
使用燃料 木質チップ
蒸気タービン型式 衝動式抽気復水型蒸気タービン
発電端出力 5,800kW

三重エネウッド株式会社は、近隣地域に眠る豊富な資源である未利用間伐材を積極的に利活用する木質バイオマス発電に取り組み、森と地域を守る緑の循環形成を目指しています。
木質バイオマスは、燃焼しても大気中の二酸化炭素を増加させない「カーボンニュートラル」な資源であり、持続可能な社会を実現させるためにも重要なエネルギー源であると考えています。
また、太陽光や風力などのエネルギ天候などの影響が極めて少ないため、安定した発電を実現できることも強みとなります。
本事業は、このように環境低負荷で安定的な木質バイオマス発電を通じ、山林に放置された未利用間伐材などを積極的に燃料として利活用することで、流木の発生が抑制された災害に強い森林の整備に寄与すると共に、林業の発展、地域の雇用創出や次世代の担い手育成など、地域活性化を目的としております。

「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」とは

再生可能エネルギーの固定価格買取制度は、再生可能エネルギー源(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス)を用いて発電された電気を、国が定める固定価格で一定の期間電気事業者に調達を義務づけるもので、 2012年7月1日にスタートしました。

みんなで育てる再生可能エネルギー

安全・安心・エコを強みとした
「木質バイオマス発電」による
緑の循環・クリーンエネルギー

木質バイオマス発電

木質燃料発電ボイラー設備フローシート

木質燃料発電ボイラー設備フローシート
  • 燃料定量フィーダ

    木質チップは燃料貯留ヤードで一時貯留後、燃料定量フィーダ、燃料供給コンベアを介してボイラーに送られます

  • 燃料供給フィーダ

    流動層ボイラーに木質チップを供給します

  • 流動層ボイラー

    木質チップを燃焼させ蒸気を発生させます

  • 蒸気タービン

    蒸気を利用してタービンを駆動します

  • 発電機

    蒸気タービンの回転エネルギーにより電力を発生させます

  • 押込通風機(左)
    流動通風機(右)

    木質チップを燃焼するための空気を送ります

  • 起動用熱風発生炉

    ボイラー起動時に熱風を発生させて、流動砂を昇温します

  • バグフィルタ

    排ガス中の煤塵などを除去しクリーンな排気にします。

  • 誘引通風機

    バグフィルタでクリーンとなった排ガスを大気へ放出するため排気筒へと送ります

  • 砂バンカ

    流動砂を一時貯留します